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それぞれの歩みのなかで

当教室も十年目を迎え、初めての合宿を行いました。目的は、リフレッシュと稽古。できるだけ良い環境に身を置き、空手に向き合うことです。一日目は観光の日。空は曇っていましたが、その鈍い光が、かえって海の色を深くしていました。 樹齢二千六百年という...
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輪島塗に学ぶ「稽古の内側」

先日は審判講習会に参加しました。頻繁に更新されるルールに一時は戸惑いもありましたが、場面を想定しながら確認し、都度修正して理解を深めることができました。本番では、迷いのない公正なジャッジができるよう、いっそう集中して臨みたいと思います。 帰...
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技が澄むまで

空手の技術は、力を足せば足すほど良くなるわけではありません。むしろ、強く出そうとした瞬間に呼吸が乱れ、軸が傾き、技は濁ります。 大切なのは、不要な力を抜き、動きを急がず、正しい位置に体を置くこと。骨盤、背骨、足裏。土台が決まると、形は無理な...
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「八方目」という眼差し

「八方目」とは、字の如く八方に目があるかのように、周囲の状況や空気を感じ取る感覚のことを言います。組手では、相手の構え、呼吸、肩のわずかな動き、視線の先など──小さな“起こり”を見落としてはいけません。向き合った相手が、何を選び、何を躊躇っ...
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壊さない間合い

組手で最も大切なのは、「前拳が触れ合う距離」をわかっているかどうかです。そこが境界線です。一歩近づけば有効打の確率は上がりますが、相手はその一歩を待っています。わざと隙を見せ、こちらの攻撃を誘い、カウンターを狙うこともあります。 だからこそ...
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第二の天性――努力を消す武器

「習慣は第二の天性である」。古くから語り継がれるこの言葉。本当にその通りです。歯磨き、手洗い、入浴。たとえ大地震のような天災に襲われても、お腹は空きます。食べ物があれば、自然と口に運びます。そして、きっと歯を磨きたくなるはずです。これが習慣...
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空手と成長:欲を力に変える

習い事は貴重な時間を投じるもの。だからこそ、充実したものであってほしいと思います。自分自身の変化や努力の成果を実感する喜びは、何ものにも代えがたいものです。 変わりたい。何かを成し遂げたい。かっこよくなりたい…。欲そのものは決して悪いもので...
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刹那をすくいとる思考と努力

私は空手の形に魅了され、長年稽古を続けていますが、近頃は日本の伝統文化への関心も深まり、漆器などの工芸品を鑑賞する機会が増えてきました。 そして先日、幸運にも能楽を鑑賞する機会に恵まれました。  能楽については、どこか敷居の高い、難解な印象...
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お花畑に注意

継続は力なり、とは言いますが。何かを長く続けることは簡単ではありません。 仕事でも、プライベートでも、順風満帆なときもあれば、つらい時期もあります。 一つの道を歩み続けると、思いがけない困難や試練が次々とやってきます。 もし心地良いことだけ...
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人に打たれず、人打たず、ことの無きことを基とするなり

本年、ラストの更新記事となります。生徒の皆様はもとより、この記事を読んでくださっている方々へ心からお礼申し上げます。ありがとうございました。 さて、2024年の当教室、今年も色々な出来事がありました。コロナ禍で停滞していた昇級審査は、順調に...