現状を変えたいと思ってるなら

人間は本質的に安全と快楽を求めており、現状を変えることを避けがちだと言われます。
現状について「不満がないわけではないが、今のままでも、まぁ…いいか」といった考えが、少なからずあるのではないでしょうか。
もう少し噛み砕いて言えば「現状に満足はしていないが、新たなことにチャレンジするには不安があり、何かと面倒そうだ。だから今のままでも構わない」ではないかと思います。
集団ではこの思考が更に増長され、仕事でも日々の生活でも何かを変えようとすると、必ずと言っていいほど、反対する人が現れます。
そして、決まってこう言います。
「今のままでいいじゃないか」「無理だろ」「きっと後悔するよ」
話を聞くうちに、せっかくの斬新なアイデアや、やる気は萎んで、自ら出来ない理由を拾い集め出します。
やがて「やっぱり、やめておこう」と、行動しないことを正当化してしまうわけです。
確かに、仕事上や何かしらのコミュニティであれば、周囲の意見を聞き入れないといけない場面が多く、自分の意思を貫くのであれば、皆を納得させる理由が必要となるでしょう。
しかしながら、
プライベートにおいては別です。
やりたいことが見つかり、その思いが強いものであれば、行動に移すのは自由で、熱量が多いほど、動かずにいられなくなります。
ただそれでも、誰かが理解を示そうとせず、せっかくの熱い思いを妨げるのであれば、その人とは距離をとるべきでしょう。
なぜならば、何になりたいのか、どうありたいのか、決めるのは、他でもない自分だからです。

現状の先には現状しかありません。
そしてチャレンジの道を選択したからには、現状を破る行動力が必要です。
現状を変えるにはそれなりのエネルギーを必要としますが、心も体も「現状の外」へ行ってしまえば、新たな刺激、未知なる世界、見たこともない景色、に出会うことができます。

当教室の生徒さんも現状を破った人達です。
ほとんどが空手初心者で、最初は拳の握り方や立ち方からのスタートでした。
それでも、2ヶ月、3ヶ月と経つうちに、体力がつき、大きな声も自然に出せるようになり、自信をもって突きや蹴りを繰り出しす姿は、まさに数ヶ月前の空手をしていなかった頃から「現状の外」へ心も体も移行していると言えます。
日々の稽古に加え、昇級審査や大会、利害関係などなく純粋に切磋琢磨できる環境、人との出会いなど、日常生活とは違う異質な世界(現状の外)に、今や存在しているのです。

現状維持はあくまで維持でしかなく、現状にあぐらをかくことになりかねません。
つまり、居座ろうとする気持ちが芽生えた時点で、人は退化していくのです。
現状に疑問がある、何となく惰性で生活していると感じているのであれば、本当は何がしたいのか、何になりたいのか、しっかり自分と向き合うべきだろうと思います。


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