昇級審査がんばりました

緊急事態宣言が解除され、ようやく昇級審査を行うことができました。

久しぶりの審査のせいか、皆さん、やや力みはあったものの、気迫ある形をうつことができました。

日頃の練習の成果を存分に発揮されたと思います。

昇級審査は、まず7級からスタートします。

各級のレベルに応じた技術に到達しているか審査し、数年かけて1級を目指します。

1級に到達すれば、次は初段で合格すれば晴れて有段者、黒帯となります。

道のりは、容易ではありませんが、入門当初は突きや蹴りがままならなかった人でも、昇級していくごとに、確実に空手ができる人へと変わっていきます。

もちろん、上達速度に個人差はありますが、急ぐ必要は全くありません。

マイペースでいいのです。

しかしながら、マイペースでも劇的に技術を向上させることはできます。

それは、基本の立ち方や、突き蹴りなど稽古で習った土台の上に、自分の持ち味を積み重ねていくことで可能となります。

では、どうやって自分の持ち味を見つけたらいいのでしょうか。

ヒントは、日頃の稽古の中にあります。

たとえば、基本練習の時、或いは、形をしている時、あまり考えなくても体がスムーズに動く時が、ほんの一瞬でもあるはずです。

技と技の繋ぎの動作かもしれませんし、技そのものかもしれませんが、それが、自分の中で持ってる、得意な所、自信がある所というわけです。

そして、その得意な所、自信がある所を、より正確に、より速く、より強く、より柔らかく、より美しく、できるように進化させていくのです。

重要なことは、「やらなきゃいけない」ではなく、「こうしたら、もっとうまくいくのではないか」という遊び心をもつこと、それが、ひいては「こうしたら、うまくいくのだ」という確信へと繋がっていきます。

活人剣という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。

剣術は本来人を殺傷するための技術ですが、活人剣とは、心の使い方によって、人を活かしていくという意味です。

私は、空手も全く同様だと思います。

空手は、相手を叩きのめすものでなく(試合というルールの中での戦いはありますが)、技術の研鑽により我が身を守り、心を磨くことが本来の目的です。

稽古は緊張感を持っていないとケガに繋がることは言うまでもありませんが、空手に取り組むことで、自分の心と体がどう変わっていくのか、そのプロセスは、もっと楽しんでいいはずです。

上手い下手など、関係ありません。

空手を学ぶ目的はそんな小さなことではないのですから。

自分の世界観をもって、わずかな進化でも少しずつ拡大していけば、それはそれで、自分らしさを活かした、世界でたったひとつの形となります。

つまり、創意工夫を楽しみ、自信をつけることで、日々の生活が好転するきっかけとなれば、それこそ、空手によって己を活かしたことになり、活人剣の実践といえるのです。

 



【稽古に来られる皆様へのお願い】
①入館の際は、手洗い、もしくは、お手持ちの消毒液の使用をお願いいたします。②体調不良や、発熱、のどの痛みなどがある場合は、ご遠慮ください。
③せきやくしゃみの症状のある方は、ご遠慮ください。
④嗅覚や味覚に異常がある場合も、ご遠慮ください。
⑤2週間以内に、海外に行かれた方と接触があった方は、ご遠慮ください。
⑥稽古時にはマスクの着用をお願いいたします。

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