考える稽古が、なぜ大切なのか

上達の早さの要因に、身体能力があることは事実です。

しかしながら、身体能力が高くない、いわゆる不器用なタイプであっても、練習に取り組む意識の違いで、それは十分に埋め合わせできます。

なぜならば、稽古の目的を知り、考えながら技を繰り返すことが、質の高い練習となるからです。

つまり、なぜ?を意識することなのです。

なぜ、前屈立ちなのか?
なぜ、突きでは引き手を意識しなければいけないのか?
なぜ、移動稽古の時、上下動をなくすことが大切なのか?

同じ稽古をしても、意味を考え、腑に落としている人と、ただ何気なくやっている人では、上達のスピードが格段に違います。

何故ならば、この「なぜ」を考え、稽古の目的を知り、実際に検証を繰り返すことで、基本がより強固になっていき、全体の技術が底上げされていくからです。

また、その積み重ねが、将来、基本を破ることを可能にします。


このように、考える練習時間が多いほど、自分の中の小さな変化に気づきやすくなります。

「正しい前屈立ちが、頭で考えなくても自然にできるようになった」「突きと引き手のタイミングが合うようになった」「移動の時、運足がスムーズになった」

少しでもイメージに近い動きができたならば、それは小さな自信となります。

自信がつけば、さらに稽古に集中します。

稽古に集中すれば、更に上達することに貪欲になります。

つまり、稽古とは、その目的を明確にすることで、小さな成果を積み上げながら目指す所に到達するための手段なのです。

トップクラスの選手ならば、国体や実業団の大会で勝つことを稽古の目的とします。

一方、一般の空手愛好家達は、昇級や昇段、或いは生涯スポーツとして稽古に取り組むことがモチベーションとなります。

また、広く習い事として空手を考えた場合では、健康維持や精神の鍛錬、また、何かを始めたい等、各々の動機や価値観は様々ですが、それもまた自分への挑戦と言えるでしょう。

私達には、自分を変えれる自由があります。

そして、変われたことを実感できた時、人は自信と喜びを得ることができます。

変わることができる環境に感謝し、努力していれば、いつか必ず何かが起こります。

いくつになっても、激しさを眠らせず、挑戦を続けましょう。

 


11月の空き状況
11/13、11/27、若干空きがございます。(1~2名)

現在、感染防止のため、不定期の稽古とさせていただいております。

【稽古に来られる皆様へのお願い】

①入館の際は、手洗い、もしくは、お手持ちの消毒液の使用をお願いいたします。
②体調不良や、発熱、のどの痛みなどがある場合は、ご遠慮ください。
③せきやくしゃみの症状のある方は、ご遠慮ください。
④嗅覚や味覚に異常がある場合も、ご遠慮ください。
⑤2週間以内に、海外に行かれた方と接触があった方は、ご遠慮ください。
⑥稽古時にはマスクの着用をお願いいたします。

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