「壁」は乗り越えない方がいい

久しぶりの更新となります。
大阪府の緊急事態宣言も解除となり、3月より稽古を再開することになりました。まだ、不定期の稽古しかできませんが、せっかくの貴重な時間です。
生徒の皆さんと一緒に空手ができることに感謝し、稽古に励みたいと思います。

当スタジオでは、主に次の3つに重点をおいた稽古を心がけております。
それは・基本・軸の意識・最短距離の移動、です。
理由としましては、
基本ができる→軸のブレが少なくなる→効率のよい(力に頼りきらない)動作ができる→形や組手の上達に繋がる、といった技術の向上に必要な土台となるからです。

もちろん技術の向上には、脱力からの瞬発力、スタミナ等、他の要素もありますが、短い時間なので、稽古の前半は、この3つを含んだメニュー、後半は、お一人お一人の体力や目的に合わせた指導を行っております。

さて、今日はいつか必ず目の前に現れる「壁」について、少しお話をしたいと思います。
私達は、自らの意思で稽古に通っており、その目的は様々ですが、皆、空手を通じて、何かしらの向上や変化を求め、貴重な時間を使っているとも言えます。
そして、全ての人が稽古を重ねるごとに上達し、自信をつけ、やがて、例外なく「壁」にぶち当たります。
出来ない、ムリ、わからない…
「壁」は、稽古へ取り組むモチベーションを奪っていきます。

そんな時、一体どうしたらいいのでしょうか。

「壁」は、自分の力量と目標にしているレベルとの差を感じた時に現れます。
しかし、大方が、直感的なイメージとして壁を感じているだけあって、目標レベルまでどの程度の差を縮めたらいいのか、まではわかっていません。

なので「壁」を乗り越えようと思えば、まずは、自分を客観視し、どこがウィークポイントなのか明確にした上で、行動をとる必要があります。

例えば、
・先生からアドバイスを受ける
・練習仲間に見て貰い感想を聞く
・改善点が理解できれば、上手い人の真似から始める(コツを教えて貰う)
・自主練習を増やして試行錯誤を重ねる
等、分析と実践を繰り返すことで、現実と理想との距離は、徐々に縮まっていきます。
つまり、「壁」を乗り越えるためには、それ相応の時間と労力を費やす必要があり、月並みですが、やはり努力ということになります。

その努力を「面倒くさい」「しんどい」「どうせやっても同じだろ」と考えるのか、「何かを生み出すチャンスだ」と、とらまえるかで、後の結果が違うことは言うまでもありません。

仕事や勉強も同じだと思います。
ただ、間違った努力をしていれば、いつまでたっても結果は出ませんし、正しい努力をしていたとしても、報われるまでは時間がかかります。
だからこそ、「壁を乗り越える」といった思考ではなく、「何かが生まれる」「何かが変わる」といった、未来へ期待する視点を持つことで、同じ努力をしたとしても、心や体への負担は随分と違うはずです。

この発想は、仕事での案件対応時にも、精神衛生上、意外と有効です。

仕事や家庭があってこその空手です。

『頑張るけど、疲弊しない。心まで消耗しない』ことが、空手を長く、楽しく、つづける心得です。



3月より稽古を行いますが、人数限定としておりますので、参加ご希望の方は、事前連絡をお願いいたします。(
現在、感染防止のため、不定期の稽古とさせていただいております。)

【稽古に来られる皆様へのお願い】

①入館の際は、手洗い、もしくは、お手持ちの消毒液の使用をお願いいたします。
②体調不良や、発熱、のどの痛みなどがある場合は、ご遠慮ください。
③せきやくしゃみの症状のある方は、ご遠慮ください。
④嗅覚や味覚に異常がある場合も、ご遠慮ください。
⑤2週間以内に、海外に行かれた方と接触があった方は、ご遠慮ください。
⑥稽古時にはマスクの着用をお願いいたします。

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