階段?それとも、エスカレーター?

オミクロン株の拡大により、一時休館しておりましたが、感染者数も減少傾向にあることから、稽古を再開しました。
約2ヶ月ぶりということもあり、生徒の皆さんの顔を見ると、やはり嬉しい気持ちになります。
今後も、状況によっては休館の可能性もあると思いますが、ご理解のほどよろしくお願い致します。

さて、3月から稽古を再開し、ほっとしている一方で、世界に目を転じれば、遠い国では、何の落ち度もない民間人が戦争の犠牲となっています。
いかなる理由や大義名分があろうとも、侵略行為は、その国の人々の命や財産を奪うものであり、絶対に許されるものではありません。
一刻も早い終結を願うばかりです。

さて、昨年の東京五輪に引き続き、今年も冬季五輪が開催されました。
やはり全身全霊で競技に打ち込む選手達の姿は、メダルの数や勝敗に関係なく、勇気や感動を与えてくれます。

また、トップアスリートではないアマチュア選手や愛好家といったところでも、競技スポーツに人生をかけ、日々の練習や試合を通じて、人との出会いや共感といった、お金では買えない貴重な財産を得ている人が沢山おられます。

私も現役の頃、試合には「絶対に負けるものか!」との強い思いで臨んでいましたが、ひとたび決着がつけば、全力を出し切った者同士、何か通じるものがあり、自然と打ち解け、大会の度に空手仲間が増えていきました。
こうした経験を積み重ねていくうち、当たり前のことなのに何故か出来なかったことが、実践できるようになっている自分に気づきました。
それは以下の事柄です。

  • 相手の優れた所を素直に認める(学ぶ)
  • その相手に追いつくために何をすればいいか考える
  • そのために思いついた事はとにかくやってみる

これらは、昔、学校の先生をはじめ大人達が教えてくれたはずでしたが、私はその行動ができませんでした。
なぜならば、心のどこかで、他人と比較し劣っている自分を認めたくない気持ちがあったからです。
しかし、空手を始め、稽古に没頭し、勝負の世界に身を置くことで、対戦相手は勿論のこと、稽古仲間や協力頂いた方々に対して、心から敬意を払うことができるようになりました。
つまり、ライバルや仲間という存在が、技術のみならず人間力の向上にも、大きな影響を与えてくれたことを身をもって知ったのです。

私のノートに書きとめている中に「全てが因果応報。将来をつくるのは、今日の自分」という言葉があります。
この意味は、結果には必ず原因があり、自分でコントロールできない事もあるが、今この瞬間の行動によって、良い方向に軌道修正することは可能だという意味です。
そう思えば、日々、まさに選択の連続であることがわかります。

早起きするのか、ギリギリまで眠るのか
笑顔でいるのか、無表情でいるのか
丁寧にするのか、雑にするのか
学ぶのか、遊ぶのか
努力するのか、サボるのか
階段か、エスカレーターか
助けるのか、見て見ぬふりか
伝えるのか、黙っておくのか
練習するのか、休むのか

何を選び、どう取り組むべきなのか…迷った時は、「将来をつくるのは、今日の自分」という言葉をぜひ思い出してください。
おのずと答が出てくるはずです。

この内なるものへの問いかけは、個人のみでなく、社会や国に置き換えても同様だと思います。
将来のために、今何をするべきなのか。

世界各国の最善の選択と行動によって、ウクライナの地に平和が戻ることを期待します。

 


【稽古に来られる皆様へのお願い】
①入館の際は、手洗い、もしくは、お手持ちの消毒液の使用をお願いいたします。②体調不良や、発熱、のどの痛みなどがある場合は、ご遠慮ください。
③せきやくしゃみの症状のある方は、ご遠慮ください。
④嗅覚や味覚に異常がある場合も、ご遠慮ください。
⑤2週間以内に、海外に行かれた方と接触があった方は、ご遠慮ください。
⑥稽古時にはマスクの着用をお願いいたします。

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