様々な切り口からの展開

「出来るようになった」は自信となり、更なる上達に繋がります。
しかし、なぜ上達したのか、を振り返る思考がないと「なんとなく出来るようになった」で終わってしまいます。
言い換えれば、根拠のない自信は、理屈が腑に落ちていないことであり、今後稽古を続けていく中で、伸び悩みの原因にもなります。
だから「現状のレベルでは、まだまだ満足しないぞ!」といった気概を持つことが、技術向上の大前提となるわけです。

その上で、取り組むべきは、解決する力をつけることです。

例えば、
「突きのスピードは速くなったけど、時折、何かつまるような気がする、スムーズに出ない」と感じていたら、小さな違和感だからといって放置せず、原因を探ります。
肩や肘が正しい位置から動きだしているか?軸を起点に肩、肘、拳、まで連動しているか?
地道にフォームをチェックしていくうちに、いくつかの事が見えてきました。
突きがスムーズに出せない → 肩の動きが悪い → 長年染みついた姿勢の影響?
想像力を膨らませ、情報を収集し、疑問を検証していきます。

こうして、正しいフォームを意識した反復練習、背中まわりのストレッチ、そして日常生活での姿勢改善を継続していくことで、違和感なく力のぬけた突きが出せるようになるのです。

このように、原因の背景にあるものが何なのか掘り下げていけば、事象と事象が一本の線として繋がり、やがて問題は解決します。
ただ、自分の力だけで、解決の糸口を探っていくには限界もあります。

なので、先生の指導や、第三者の意見、その他様々な情報を自分から積極的に取り込み、原因分析の材料を増やしていくことが懸命です。

では、視点を変えて、人生という長い道程ではどうでしょう。
ご承知の通り、こちらは、困難な問題が横たわってます。

特に、病と老い、については誰もが避けて通れない難題です。

一方で、自分しだいで克服できる事もあります。
それは、
辛い思い出との決別です。
悲しい過去を引きずり続けることは、何も生み出さないばかりでなく、新たな問題の種となってしまいます。
もちろん、過去をきれいさっぱりと忘れてしまうことは難しいかもしれません。

しかし、日々の生活を少しでも良い方向へ導くためには、いつかは、自分の中で決着をつける事も必要だと思います。

何事も順風満帆とはいかないものです。
必ず試練はやってきます。
しかし、そんな時でも自暴自棄にならず、降りかかる問題に対して、様々な切り口からアプローチしていけば、大抵の事は、解決の糸口が見つかるはずです。

 


◆5月以降の稽古日程について
只今、緊急事態宣言発令により、休館しております。
再開につきましては、宣言解除後を目処としておりますので、日程が決まり次第、掲載致します。

【稽古に来られる皆様へのお願い】
①入館の際は、手洗い、もしくは、お手持ちの消毒液の使用をお願いいたします。②体調不良や、発熱、のどの痛みなどがある場合は、ご遠慮ください。
③せきやくしゃみの症状のある方は、ご遠慮ください。
④嗅覚や味覚に異常がある場合も、ご遠慮ください。
⑤2週間以内に、海外に行かれた方と接触があった方は、ご遠慮ください。
⑥稽古時にはマスクの着用をお願いいたします。

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